2006年08月25日

vol.30 その後の少年G

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少年時代のmasta.G(左)撮影は故辻川元春お父さん



過去ログ「気違いあつかいされて31年」からの続編です。

http://mastagtalks.seesaa.net/article/22020626.html(コチラの続き)

http://chib.seesaa.net/article/22021552.html(chi-Bのポッドキャストで聴く)



「アホっか!何考えとんねん。うちはハコ屋やぞ。

 ピアノも何もないのに、そんな音楽なんかで

 どうやってメシ食うていくんや、ボケ!!」




心に決めたのは、中学生の時だった。

バッチリ音楽高校は落ちた。

音楽がメチャ好きやのうて、他の勉強がメチャ嫌いやった。

「英語も、必要になったら勉強する」というと、

テニスボールやバレーボールの飛び交う中、校庭に正座させられた。



そう、

ひねくれた中学生は近くのフェスティバル・ホールへJAZZに惹かれて行く。

渡辺貞夫(ナベサダ)さんや、日野皓正さんとかのジャズにぶっ飛ぶ。

ジャズ喫茶へもコソコソと足を運ぶようになった。




音楽高校へはいかず、

音大の故斉藤先生にレッスンを受けることになりました。

クラシック、バリバリの先生でした。

もう一人、故テッペイさん、(大阪フィル)この人はこわかった。

クラシックを勉強した。



中学の時の音楽の先生は辻本先生です。

この人からピアノ、コールユーブンゲン、聴音等を習いました。

この人もコワイ、コワイ先生でした。




中学卒業してすぐ、

中3の担任だった人に喫茶店に連れて行かれるや、すぐ、タバコを差し出す。

高1にタバコをすすめる体育教師。




「タバコぐらいすうんやろ?」タバコを差し出す先公。


 
 つきとばす僕。



「あんたのような体育の先生に担任され、どやされ、なぐられ、

 ほんで今はこれですか?

 あんたのような人に教えられて僕は不幸です。」




「ゆうても僕たちはサラリーマンなんや。」



「ほー。”教師”というサラリーマンなんですか。

 それは、生徒に気持ち込められんということですか。

 あんたに教えられていた僕は不幸でした。二度と会いに来ません。

 あなたのことを先生だったとは思いません。」


「オマエラの、サラリーマンの、ネタになりたくないよ。

 好きな音楽もとられたくない。」




すぐに自分のコーヒー代をたたきつけて、さっさと出て行った。



高校時代はほとんど何もせず、トランペットの練習。

変な高校で、素人名人会に出るやつはおるわ、歌謡選手権出るやつはおるわ。

ベース弾いて東京行く、という人もいた。



その頃、大阪音大へ行こうと思ってた。

けど、また落ちた。

ピアノがなかった子供のころ(家はハコ屋じゃ!)何もやってない。

聴音、ソルフェージュ、etc.あかんかった。



何とか芸大に入った。

トランペットはいけた、しかし、周りの演奏者はもうひとつ。

演奏学科をやめ、音楽工学科に入る。

故塩谷 宏先生のおかげで好きなことは何でもできた。

現代音楽、インプロバイゼイション(即興演奏)、照明、音響、オブジェ……。




卒演Cross Creation 幽玄というのを作曲、演奏。卒論。

グランプリを取りました。

時計もらったので、死んだおばあちゃんにあげました。




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masta.G in 2005 撮影:糸川燿史さん












posted by masta.G at 00:37| 大阪 ☀| Comment(5) | マル秘話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月16日

vol.29 近秀樹さん!

きのうは実家に帰っていました。

家族で食事をしてて、手の大きさについての話になって、

「近さんは手が小さいのにピアノ上手に弾きはるなぁ」と話してた。

(近秀樹さんはピアニストで、僕の先輩。一緒に音楽もやってた人。)


そして、今日の夕方テレビを見てたら、

”ちちんぷいぷい”にMALTAが生出演してて、スタジオライブもあった。

その演奏のバックのピアノ演奏がなんと近さんやった!


ありゃビックリ!


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posted by masta.G at 23:12| 大阪 ☁| Comment(2) | 詩または随筆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月07日

vol.28 BAGUSニュースより


今をさかのぼること20年前。1986年8月1日発行の

BAGUSニュース 第4号より抜粋


「気違いあつかいされて31年」(原題のまま掲載) 


 中学3年、

この頃から俺の中にある気違いがひとり歩きしだしたといえますわ!



 高校受験のための補習とか、テストは絶対うけんかった。

俺は、義務教育で定められた事はちゃんとやっとんねんから、

そんなんいらん思た。

受験のために、男子はみんなまるぼうずにしよった。

テスト白紙で出して、先生にえらいおこられて、

運動場のどまんなかで、一日中正座さされた時も、

「俺は、一時間目から六時間目までちゃんと勉強しとる。

 俺は、受験のための勉強はきらいや!」


そない云うたら、先生がだんだん、イコジになって来るのが見えた。

心のなかで思った、

-このオッサンに好きなもん取り上げられてたまるか-

このオッサンにはそんな力ない、

このオッサンは、それこそ教師としての評価を得たいためにやっとる。

俺のため思ってやってんのんちゃう、いうのんが、

そのオッサンの目と、態度で、動物的にわかった。

教師間のシステムも、動物的にわかった。

このオッサンも淋しい生活しとるねんな、思ってかわいそうに見えた。



 何分間かすぎて、その先生が云いよった。

「お前、どないするねん。」

心のなかで思った。

-お前こそどうすんねん-

そんなん云うたったら、それこそまたイコジになりよるから、


「俺は、好きな音楽やる。補習とかは受けへん。」


先生は、ふくれた顔で、何もよう云わんとその場を去った。

俺もすぐ正座するのんやめて、音楽室行ってラッパ吹いたった。

ひとり音楽室でラッパ吹いてて思った。


-俺は音楽の高校 行こ- 思た。


すぐ、音楽の先生とこ行って聞いた。

「そら、ピアノひけやなあかんでー。」



家にはピアノなんてあれへんし、今までピアノの前に座ったこともあれへん。


クソー!!


今までその中学校で誰もやれへんかったことを、

やろうとしていたのである。

(つづく)

文章:辻川”masta.G”雅治




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posted by masta.G at 00:37| 大阪 ☁| Comment(2) | マル秘話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月05日

vol.27 ゆっくりのんびり



生きていると死ぬ。

死んでると生まれない。育たない。何も聞こえない。何も見えない。

地球はすばらしい。

自然はすごい。えらい。



のんびり やりつづけられたら 勝ちなんやで。

ゆっくり。じわじわとな。

心にしみわたり、波をこえ、空を飛び、

まるで、イルカやコウノトリのように。



生まれた時はビックリや。

命ひとつ この世にうまれて育つんや。

僕のような未熟児でも、生まれて育つんや。



♪『しゃぼん玉 飛んだ 屋根まで 飛んだ

  屋根まで飛んで こわれて消えた

  風、風、吹くな しゃぼん玉とばそ』♪ (作詞 野口雨情さん)



ゆっくり、のんびり、

虹をわたり。



天国のあの人にニッコリ笑って、うたって、

やりつづけられたら

しあわせメロディー

いつまでも どこまでも。




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追記 つい先日、実家から母子手帳と僕の生まれた時の足型を送ってきた。
















posted by masta.G at 23:33| 大阪 | Comment(0) | 詩または随筆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月01日

vol.26 自然界はアナログ

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「みん〜な、ホンマはアナログなんやで。自然界やから」



芸術や音楽を考える場合、

まず人間は自然界の中の一部分であるということを忘れてはいけない。

人間は、この地球に生まれ、育ち、

非線形アナログの世界という自然界の一部にいる、ということです。

アナログレコードから、スピーカーから流れ耳に入るまでのアナログ界。

しかし、最近の デジタルに全てが変る のには少々問題があります。



デジタル音源は、ひとつひとつの音はくっきりですが、

音楽全体を見るとバラバラで、

デジタル音源はすべてを聴かせてしまう。



音楽はすべてが聴けなくていい。

ひとつになればいい。

マルチ録音において、いかに一つの音にするか、ということです。

こうなってくると 好き嫌い で、

デジタル音はどっちかというとゲーム音になって僕には面白くない。



今の子供たちはデジタルオーディオばっかし聴いているので

音楽を楽しむことが、3Dとかいってバーチャルになるわけです。

暖かい真空管のアンプでレコードを聴くと落ち着いてて

ノイズがあっても、そんなもん気にならん。



それにも増して、やっぱりライブです。

生の音や歌を聞かないとホンマの感動はなかなかやって来ない。



子供たちにはアナログオーディオで聞かせて欲しい。

まあ、持ち歩くンやったらテープでええんちゃう?

イヤホン、ヘッドホン、ばっかりで音聞いてると音楽を体感でけへんよ。

耳にも悪いかもな。
posted by masta.G at 01:10| 大阪 ☁| Comment(0) | 詩または随筆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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